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ちょこっと日記

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歌舞伎




小学生の頃、おばあちゃんと歌舞伎や観劇に行ったことがあった。

子供だったから、あまり意味が分からなくて、
歌舞伎の間合いに掛かる「中村屋!!」「成田屋!」などの
デカイ掛け声(大向こうと言うらしい)にビックリしたのは覚えてる。

あの時、若かりし勘三郎(当時は勘九郎)さんを見てるはずなんだけど。




時は流れ・・

いつかまた歌舞伎が見たい、勘三郎さんや玉三郎さんを見てみたいとずっと思ってて
やっと自由が利く歳になり、ヨシっと思った矢先、勘三郎さんが突然いなくなっちゃった・・。


勘三郎さん・・魅力あふれる人だった。


自分のやるべき仕事に真摯に向かい合い、限界まで挑戦し続けた人。
人の話に耳を傾け、教えに忠実であろうと努力した人。
共に舞台に立つ仲間や周りにいる人を心から尊敬し愛し抜いた人。
命ある限り、後進になにかを残そうとした人。


あんな凄い人はもう現れないだろうな。
あんなに人に愛された人は他にいない。


勘三郎さんの歌舞伎が観たかった。





4月から、新しくなった歌舞伎座のこけら落とし公演が始まる。

  *ちなみに「こけらおとし」とは、新築した劇場での初めての公演のことで
   杮(こけら)とは木屑のこと。
  昔の芝居小屋の屋根は木造で、葺きを終えたあとに屋根に残った木屑、
  つまり杮を払い落としたら完成、ということから言われるようになったそう

  さらに言うと、「杮」こけらは「柿」かきと同じ漢字??に見えるんだけど、
   微妙に違うらしい。日本語って難しい。
 


勘三郎さんに捧ぐ「祭」と題した演目もある。

玉三郎さんも出る! 

行きたい!!絶対行く!

ならいつ行くか。 今でしょ。 ってことで
歌舞伎座の4月公演を予約 


実はこの時点では、情けない事に歌舞伎が三部構成になってるなんて知らなくて
全部見れるものだと思って、たまたま空いてた18時からの部を予約してしまった

気付いたところで後の祭り・・
「祭」は一部公演だし、玉三郎さんの演目は二部公演 

でも三部は超有名な勧進帳だし、ゆかりのあった石川県の安宅の関が舞台だし。

ほぼ歌舞伎初心者が見るにはちょっと難しい演目かもしれないけど
せっかく取れた席だから楽しんできましょ。


と言うことで、前振りが長くなりましたが、
柿葺落四月大歌舞伎を見に歌舞伎座に行ってきました。


まずは歌舞伎座にほど近い築地本願寺に寄ってみました。

築地本願寺
独特な様式のお寺だね。

勘三郎さんの本葬もここだったんだよなぁ。


案内

この日は親鸞聖人の750回忌法要らしく
たぶん、ど偉いお坊さんが歩くんでレッドカーペットが敷いてあったんだろうな。


築地本願寺近くの天ぷら屋 なかがわ さんでランチをし、いよいよ歌舞伎座へ。


かぶきざ

最初、歌舞伎座にあのタワーはなんか合わないんじゃないかな~と思ってたけど。

タワー
後ろにタワーを背負った歌舞伎座は、颯爽と立っていて素晴らしかった。


歌舞伎座2


歌舞伎座1
この屋根にちょこりんと乗っかってる四角い物は・・

四角
「櫓」と言われる物らしく
江戸時代、芝居小屋の櫓は幕府公認の証しだったそうで、
歌舞伎座の櫓はその伝統を受け継ぐものだそうです。



歌舞伎座酒樽
絵

土曜日だからかGW初日だからか、歌舞伎座の前は人人人・・

提灯
地下2Fの木挽町広場は地下鉄と直結。
歌舞伎を見なくても誰でも入れます。


5Fの歌舞伎座ギャラリーに行こうエレベーター乗り場に行ったら
まるでディズニーのアトラクション待ちのような状態 

中は素敵な舞台用の振袖などが展示してありましたが
残念ながら撮影は禁止。

勘三郎さん達の歌舞伎を演じてる写真とか展示してあるのでは・・
と期待して行ったけどなんか期待はずれ。
ま、入場料500円だしこんなもんかな。

庭園
屋上庭園。どんな凄いとこかと思ったら、なんか・・しょぼ 


竹
寿月堂というお茶屋さんでティータイム。

ここの装飾の竹は京都の竹工芸職人・横山祐樹という人が手掛けたもの。
TVで紹介されてたので興味もあってつい寄ってしまった。

席お茶
お茶、美味しかったけど・・やっぱ銀座価格 


開演30分前、いよいよです。

カメラを持ってたのでロッカーに預けようか迷ってたら
持ち物チェックなしで入れたんでびっくり。

そんじょそこらのライブと違って、見る側の意識も高いから
そんな事しなくても破る人がいないという余裕からなのかな。

会場

始まる前はみんな撮影大会してました。

会場2
幕間の30分、席でお食事。
桟敷席
2階の桟敷席。思い切ってちょっとだけ贅沢をしちゃいました。

と思ってたら、隣の席もその先も若い20代の女の子が・・。
ちょっとびっくり。

・・金銭感覚が違うのかしら?

うちの子供達はいつもピーピーしてるけどねぇ



第1幕 「盛綱陣屋


戦国の世によくある、身内同士が戦わなければならなかった為に起きた悲劇のお話。
染五郎の息子の金太郎くん(9歳)が可愛らしく、健気に演じて涙を誘いました。




第2幕 「勧進帳


弁慶は松本幸四郎。
さすが年季の入った渋い演技。
私にはちょっと難しすぎたか、あまりセリフが聞き取れなかった

お付きの家来に息子の染五郎、そして勘九郎が出演。
二人とも、背が高くシュッとしていて精悍な顔立ちで素敵でした。




どちらの演目も素晴らしかった。

鳥肌が立った。

長い年月をかけ受け継がれてきた、芸と技術に裏付けされた歌舞伎の荘厳な世界。
その大切に守り継がれた伝統の重厚さが観る人を魅了するのでしょう。

演者だけでなく、黒子さんや後見さん(介添えの人)も含め
ひとつひとつの所作の美しいこと。


立ち姿だけでなにかを語る。

役者の手の動き、ちょっとした表情ひとつが意味をもち
見逃がすまいと、ついつい身を乗り出してしまう。


日本人の、仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌 の全てがここにある気がしました。


歌舞伎が長く人々に愛され続けているのも頷けます。

また違う演目を見てみたくなるし、
奥が深い歌舞伎の世界をもっと知りたいと思う。


幕・富士
幕・桜
幕・雁
幕・瓜
幕間に、緞帳の紹介がありました。どれも素敵。



いい経験をしました。

またいつか観に行きたいな。


























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